ISO等でよく見られる「改善」の話ですが
長年行ってきた業務に対して、向上を前提として
色々な手法ややり方に付け加えて行くのですが
これが、現在のやり方以上に、求めてみたり
ガラッと変えてしまうと、「破壊」となってしまったりします。
能力以上のモノを求められると、一気に「破壊」になりますが
その辺りのさじ加減が難しい所です。
プラスアルファが出る部分というか、もう少し
「かゆいところに手が届く」ので有るべきかなぁと
思うのですが、「痒くなる前に何とかしよう」とすると
大変な労力を要するようになる訳です。
こんな時代ですから「経営改善」と云うと経営する側は
簡単にコスト削減という形で、人件費やらの見直しや
「何タラ会議」という形で、労力を求めてきます。
が、基本的な「現在の対価が正しいのか?」といった
前提の話をする事は、余りしません。
中小企業の場合、「会社も家庭も一緒」的な部分が
多い事も事実かと思いますが、まずは、この部分を
しっかりとしてから、会社の中身を「改善」していく事で
「士気の低下」を防ぐ事が出来るのではないか?と
思ったりします。
何よりも大切な事は、中小企業でありがちの
「なぁなぁ」の部分を無くす事だと思いますが
ギッチリと型にはめてしまうと、息苦しく長続きが
出来なくなってしまうので、ひとまずは「原理原則」だけを
決めておいて、例外を出さない事が良いのかと思います。
何かの事例が有った時に原理原則だけを決めておけば
判断基準が都度、違う事が有りません。
雇われる側からすれば、「この間はこうだったから、今回は」
と、思っていた事が「今回は駄目」となってしまうと
急速に志気の低下を招く事となり、次の事柄が起こった時に
損得勘定が先になり、結果として動く事が出来なくなり
企業としての損失を招いてしまう事になってしまうと思います。
100年に一度の経済危機と呼ばれている昨今ですが
本当でしょうか?
確かに車や不動産といった「ローンを組んで購入する」という
モノについてはマスコミの報道しているような半減だとかいった
数字は頷けますが、ヤマダ電機1月の売上げは前年比で
30%増と好調だそうです。
雇用形態が終身雇用から「必要な時に必要なだけ」という
市場原理の導入により、期間労働や派遣といった形の
雇用体系が大幅に増えて来て、生涯設計が出来にくい
就労人口が増えている訳ですが、それにもかかわらず
現金で手軽に購入できるモノは増えているという事態です。
となると、
「食う程には困っていないけれど、将来を考え貯蓄する」
という方が増えているのかもしれません。
さて、話がずれてしまいましので、この辺りで話を
戻して行きます。
私個人が思うには、厳しく管理する事も必要だとは
思うのですが、これだけだと、経営者は大変な労力を
要する事になりますので、原理原則を提示して
後は任せる、という形が望ましいのかも知れません。
後は、「達成」という成果が残った時には
しっかりとした形で「対価」を与えるべきだと思います。
未達成であれば、その目標や数値が事前に
双方が納得の上で掲げたモノか?確認する必要が
有ると思います。
一番理想なのは、双方が納得の上で数値目標を設定し
達成時の対価も設定しておく事だと思います。
数値目標の設定は、どの会社でも結構行われているのですが
「達成に対する対価設定」は、結構少ないのではないでしょうか。
半年、一年と行った短期間であれば構いませんが、一度
目標数値を達成してしまうと、「次も!」と経営側は欲が
出てきます。
しかし、達成した側は「達成しても何もないじゃん」と
思ってしまえば、次のステップを上がる所か、今、立っている
ステップさえ踏み外してしまう恐れが有ります。
そこで、「対価」が渡されていれば、次の「対価」に対して
欲も出て来るのではないでしょうか。
コンパクトな中小企業であれば、その辺りを経営者側が
認識するだけで、自発的に社員達によって、やり方や手順が
少しずつ変わると思われますが、それが一番最良の
「改善」であると思います。悪く云ってしまえば
双方が納得の上で行うモノが「改善」であり
一方的にやらされる、又はやらなくなるが「破壊」だと
思っています。
さて、私は「改善」が出来るのか?と、日々自問自答なのです。
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